舌癒着症 小桃の場<舌癒着症>世間で賛否両論なので、この日記に書くのを迷ったのですが、ボールエクササイズでも、2人の子が舌癒着症だったので、皆さんにも知ってもらおうと思って書きます。 うちの小桃も<舌癒着症>でした。 1ヶ月半で手術をしています。 正直言って、手術をするのに相当迷いました。 なぜなら、見た目は全く普通だし、他の子より少し手はかかるけど、赤ちゃんなんてきっとみんなこんな感じなんだろう。と、思えたからです。 最初は、私の乳首が扁平だから、赤ちゃんには吸いづらいのだろう、と言う事で、ゴム乳首を乳首にのせて母乳をあげていました。 しかし、1ヶ月も過ぎる頃には、なんか変だな・・・。と思い始めたのです。 いつまでたっても、乳首から上手に飲めるようにならない。 首も座っていないのに、よこ抱きにすると嫌がる。 おっぱいを飲んでも飲んでも欲しがって、吐く。 黄疸がなかなか治らない。 たて抱きしていないと寝ない。その後もラッコ抱っこでないと寝ない。 たまに普通に寝たと思ったら、突然火がついたように泣き出す。 手足が常に冷たい。(足がマーブル模様みたい) 赤ちゃんなのにいびきがひどい。 それに、見てしまったのです。 珍しくすやすや寝ている、寝顔を眺めていたら、呼吸が止まって、苦しそうにした後、火がついたように泣き始めました。 ・・・睡眠時無呼吸症みたい・・・? 後で知りましたが、<舌癒着症>は、乳幼児の突然死の原因にもあげられています。 しかも、1ヶ月検診では、300グラムしか増えていません。あんなにおっぱいに吸い付いてるのに??? 母乳不足を疑ったのですが、母乳自体は、助産婦さんから太鼓判を押されるくらい出ているのです。 呼吸の事を聞きましたが、赤ちゃんは臓器がまだ未熟だから・・・と言う答えです。 睡眠不足も重なって(座イスで抱いたままねてました)かなり追いつめられて、鬱になりかけた時、見かねた夫に、気分転換を進められ、本屋に散歩に行きました。 そこで、自然育児相談所の山西みなこ先生の書いた<母乳で育てるコツ>を見つけたのです。 読んで、目からうろこが落ちました。 小桃は<舌癒着症>かも知れない。 さっそく、自然育児相談所を訪ねると、縦の線がついてないから、舌小帯ではないといわれ、母乳マッサージを受け、飲ませ方や、食事の指導などを受けました。 少しは良くなったのだけれど、やはり乳首が痛くて、飲ませられない事が続きました。 そこで、山西先生本人に診察していただいた時、小桃の舌を見ていただくと、「縦の線がないのでパッと見は判らないけれど、大きく筋肉が前までついていて、舌癒着症としてはひどい方です。手術をした方が良い。」といわれて、紹介状を書いていただき、すぐに手術が決まったのです。 手術は神奈川県の向井診療所で受けました。 手術自体は2分くらいで終わります。 痛み止めの座薬を入れて、レーザーメスで切るのです。 出血はほとんどありません。出血したのは8人中2人でした。小桃は少し出血しましたが、すぐに止まりました。 その後、おっぱいが40cc飲めるまで、帰らしてもらえません。(だめな時は、ほ乳瓶でも) 赤ちゃんに、舌の使い方をもう一回ゼロから教えなければいけないからです。 その頃、ホメオパシーなど知らなかった私は、抗生物質を飲ませてしまいましたが、今だったら飲ませなかったと思います。 術後、体の違和感を取るために、ベビーマッサージは毎日、念入りに行いました。 いまでは、7ヶ月で7.25キロと平均的な所まで、体重が増えました。 冷たかった手足が暖かくなり、黄疸は術直後に消え、マーブル肌も徐々に治りました。 もちろん、仰向けでも寝られるようになりました。 乳首の痛みは、術直後に飲ませた時から無くなりました。 しかし、皆さんに手術を進めているわけではありません。 母乳が飲めるか飲めないかは、乳首との相性もあります。 舌癒着症の子はおっぱいを吸っている時の方が、呼吸が楽にできる子もいて、吸い過ぎて、ガンガン大きくなる子もいます。 ボールエクササイズに来ているNさんは、赤ちゃんが8ヶ月なので、今から手術したら、おっぱいを飲めなくなってしまう可能性があるので、2歳過ぎまで手術を延期した方が良いと山西先生に言われたそうです。 詳しい症状は向井先生のホームページ http://www02.so-net.ne.jp/~s-mukai/Japanese/J_title.html を見ていただけると、写真なども入って判りやすいと思います。 舌癒着症は優性遺伝で、日本人は10人に1人の割合で持っているそうです。 自分と夫で、どちらかが 舌ったらずなしゃべり方 睡眠時無呼吸症 舌小帯がついている 集中力が無い 息苦しさがある などの症状がある時は、もしかしたらそうかもしれない可能性があります。 <舌癒着症>のお子さんを持ったお母さんは、育てづらさのあまり、育児が辛くなる事が多いそうです。 悩んで、鬱になってしまう前に、こんな症状がないか、考えてみるのも良いかもしれません。 手術をしなくても、ヌークのおしゃぶりで、舌を前に出す練習をさせたり、母乳マッサージで吸いやすい乳首を保ってあげたり、うつ伏せに寝ないよう見ていてあげたりすれば、問題のない子も多いのです。 また、舌癒着症の子の場合、頭の形を気にして、向き癖を直そうとすると、呼吸が苦しくなったりする場合があるので、あまり無理はしないでくださいね。 ジャンル別一覧
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